学校生活でひとりぼっちになりそうなあなたへ。ぼっちを楽しむ方法。

1 看護学校生活、デビューの日

 デビューの日を迎えました。入学式。
入学式の日の様子は先日書きましたね。

 学校生活を具体的に言いますと。
「教室」で「同じクラスの人たち」と「共に学ぶ」わけです。

せっかくなら、仲間を作って楽しく過ごしたいな〜と思ってました。
ええ、誰でもそう思うと思います。
特にね、40代の私が若者たちの群れに入るわけです。
どれぐらい若者かって言うと、高校卒業したての18歳です。すごいですね。
もう私、30代でも若者に見えると言うのに…。

アウェイ感がすごいです。
大家族の中に居候として1人で入居した気持ち。
自分がそう思ってしまうだけなんでしょうけどね。
とにかく悪い方に目立たず平穏に過ごしたい!
そう強く強く願っておりました。

 

2 席順の影響

 どうやら看護学校では席順が決まっているようでした。

私は、大学の通信部にも行っていました。
大学の授業に参加する時は、大教室で自由席でした。 
大学の時とはやり方が違うようです。

ドキドキと緊張しながら自分の席を確認しました。
…あら?席は一番前。角。廊下側…。
 
この席では「近くの席の子と仲良くなる」方法の場合、左隣と後ろだけしかないよね?
ちょっとだけ、暗雲が立ち込めているような気がしました。

3 ぼっちへの覚悟

 悪い予感は当たるもの。

頼みの綱であった自席近くの子と仲良くなるハードルは高いものでした。
隣の席の子は高校からの友達が多くいるようで、いつも誰かが側に来ています。
話しかけるきっかけがありません。
後ろの席の子も高校卒業したばかりの若者、しかも男子。
話しかけようにも、いつも離席していました。

大学の時は休み時間のお菓子はOKでした。
ですからお話ししたい時は個包装のお菓子を近くの席の人にあげると、すぐに会話がスタートしていました。
しかし、今回の看護学校では休み時間のお菓子はNGでした。

今まで、なんとなく近くの席にいた子と仲良くなっていた学校生活。
自分はただ運が良かっただけだったのです。

いまはコロナウイルスの影響で全員マスクというのも、なんだか心の距離を発生させていました。
周囲を見ると、その全員マスクの中でも笑い声が聞こえます。
皆さん少しずつ距離を縮めているのか…。
誰とも話さない日が2日間続きました。

「これは、もしかして、私は・・・ひとりぼっちになるかもな。」
漠然とした不安というか予感を感じました。

ぼっちなら、ぼっちなりの学校生活を送らなければ。
覚悟があれば、怖くないはず。

看護学校に何をしに入学したのか。
原点に戻れば、資格を取得しに来たのです。
 
仲間作りも大切です。よくわかっています。

でも、卒業してしまうとそれぞれの生活があり・・・。
なんとなく薄れていってしまうのも、また自然のことであって。

女の人生。
引っ越し、結婚、出産、退職の度に感じてきました。
あれ?ずっと一緒に楽しく過ごしたあの仲間がいない。
つい最近まで、いつも隣にいたはずなのに。
そんな経験、何度もしてきています。

仲間も大事。でも、仲間がいなくてもちゃんとできる自分でいたい。

 

4 ぼっちの楽しみ方

 ぼっちの楽しみ方です。
①勉強
②読書
③ブログの構想を練る
④なにかの作業時間
⑤寝る
⑥(出来る環境なら)スマホ
⑦(出来る環境なら)イヤホンで音楽
などですね。

 もともと、休み時間は1人で過ごしたい方でした。
眠い。スマホ見たい。勉強したい。トイレ行こう・・・などなど。
 
あと、正直な話です。
社会人になると家に帰ってまで、持ち帰りの仕事したくないじゃないですか?
仕事の時間も、なるべくサービス残業せずに(その残業にお給料は出るのか問題)きっちり定時で終わらせたいですよね。
その感覚で、学校にいる間は勉強に集中して、家に戻ったら別のことに時間を使おうと思ってました。
主婦だから、家に帰ればやることだらけです。

しかし勉強したかったのですが、初日から数日間は教科書がありませんでした。
たくさんあるから手渡しではなく、宅配で家に届くとのこと。

じゃあ、読みかけで読破していない本でも読もうか。
ちょうど家にあったのがこれです。

この本、文庫サイズで軽い!
持ち運びも便利!
しかも、励まされる!

岡本太郎「自分の中に毒を持て」です。

「毒を持て」と言われなくても、
自分の中には大量の毒が詰まってる気がしますが(笑)

この本、岡本太郎さんから、繰り返し繰り返し励まされる気分になれます。
今回の冒頭で書いた「悪い方へ目立たず平穏に過ごしたい」などという自分のゆるふわ精神が、太郎さんの情熱で灰になるほどです。

文庫サイズのブックカバー、持ってれば良かったな〜と思いました。

 

 

5 ぼっちがつらいのは部分的なところ

①お昼ご飯の時間
②(あるなら)体育の時間、「ペアになって」と言われる時
③(あるなら)なにかリクリエーションの時
くらいですかね。

 あれ、ぼっちになりそうだなという方。
トイレくらいは一人で行けるでしょう。

(悪い奴らがいて、一人でトイレに行くとひどい目にあう?)
そのような場合は、遠慮せず保護者や学校側に言いましょう。
そして証拠を記録するのです。
法的手段や警察。
学校が対応しないなら学校が属しているさらに上の組織に訴えましょう。
話が脱線しましたね。

 移動の時も、ぼっちでも平気なはずです。
1人で歩けば良いのです。
くれぐれも猫背にならないように。

頻度が多いのがお昼ご飯の時間でしょうか。

私の場合、お弁当を持参していたので、食べ終わった後の時間はたっぷりありました。
まさかぼっちになると思わなかったので、なにも持っていってない時はかなり暇になりました。
もったいなかったです。
なにかを持っていけば、一人でさっさと食べて、教室から離れるも良し、自分の作業時間にするも良し、だったんですけどね。

・・・その後、親切な方たちから昼食グループに入らないかとお誘いを受け、ありがたくご一緒しています。
なんとなく自分に似た、社会人(あるいはママ)看護学生&お弁当持参なグループになりました。
席が遠くて、一緒にいるのはお昼ご飯の時くらい。
でも、それもまた良いのかもと思ってます。

6 まとめ

小学校や中学校のときにぼっちになってしまった。

それは、毎日苦痛の連続だと思います。
学校を変えるなど、環境を変えたって良いのです。

いじめなどに発展した場合は、それはあなたの学校生活での権利を侵害されていますから、堂々と動き出しましょう。
将来のあなたの精神的な安定にも関わることです。
そんな奴らのためにあなたの将来の時間までも苦しむ必要はありません。


高校生活でぼっちになってしまった。
自分の選択 or あるいは高校側の選択により、行った場所でぼっちになってしまった。

その場所で、なにを得られそうなのか。
それは、あなたのなりたい将来像に添ったものなのか。

このような考えは、友達が出来て楽しく過ごし始めてしまうと逆に、疑問を抱かなくなります。
ぼっちになったのをきっかけに自分の気持ちに日々問い続けて、保護者の方と会話していくと良いと思います。
あなたの保護者はもし忙しく過ごしていたとしても、あなたの高校生活が人生に1度しかない大事な3年間であることを経験で知っています。
あなたの気持ちを知りたいと思っているのです。

落ち着いて、自分の状況・気持ちや考えをゆっくりと伝えましょう。

どうやら自分はぼっちのようだ。
ぼっちはつらい。
ぼっちで寂しい。
ぼっちになったけど悪くないとも思ってる。
時間はある。せっかく入学した高校だと思うから、この高校でなにが出来るのか考えているけれども、よくわからない。

など、結論はまだ自分には出ていなくても、現在の気持ちの経過を話すのです。

「今の高校マジだりー。行きたくねー。やめてー。」とだけ言いがちですよね。
「文句ばっかりいうんじゃない。いくらかかってると思ってるんだ」
というお互いに利益のない会話になってしまいます。

 

大学生活・専門学校でぼっちになってしまった。
そんなにしんどくもないな・・・と思っているはずです。
「ペアになりなさい」的な機会は、自由意志ではなく、授業の段取りの中で先生がパパッと決めることが多いですからね。
共同の時間も、今までの学校生活に比べればはるかに少ない。
(家族から離れてしまった人は寂しくて仕方ないかもしれませんが)

明確な目的があって入学しているなら、それに突き進めば良いだけ。
それがないなら、その学校生活はもったいないです。
その有り余る時間を他のなにかに使った方が良いですね。

仲間がいるメリットを一緒に考えてみましょう。
・なにかを聞きたい時
・自分が大事な情報を把握していなかったことを教えてもらえる時
ですね。卒業や進級に関わる情報だと、命拾いしたりします。

あと、実習の時ですかね。
当たりがキツい(もしくはハズレ)実習先だったりすると、とてもつらいです。
やってらんねー!…と無駄に落ち込みます。
そんな時に、まさに今自分と同じ経験をしている、同じ思いを共有しあえる仲間がいるのはとてもありがたいことです。

だから、ぼっちでも困らないアイテムを持参します。
そして誰かが来れば、ウエルカムだよという態度で接するのが良いと思います。

教室に入った時に、自席にたどり着く前に、少しでも話したことがある人なら挨拶する。
話しかけられた時に、相手の目を見てよく話を聞く。
係を割り当てられた人がその仕事をしながら自席の近くに来たら、お礼を言い少し手伝う。
なにか共同でやらなければいけないことはちゃんとやる。
困っている人がいれば助ける。
などでしょうか。

もう1歩進むなら。
少し気になる人がいるなら、帰り際や昼休み、休み時間の廊下などで話しかけるなど、自分から作っていくのも大事だと思います。

もしかしたらあんなにこれからも仲間だと思っていたのに疎遠になるかもしれない。
でも、もしかしたら今後は疎遠になるだろうと思っていたら、看護師デビューしてからも励ましあえる仲間になっていた。
どちらの結果もあります。どうなるかは解りません。

ぼっちも悪くないです。
自分が今なんのためにその場所にいるのか考える。
他の人に過剰に気を使いすぎず、誠実に過ごしていれば良いのだと私は思います。