簡単と時短を叶えるおすすめカレールーを紹介【コロナ疲れのあなたに】

カレーは手抜き料理なのか?いや、手抜きではない

 前々から考えていたことであるが私の結論は、カレーは面倒くさい料理である。別に特別な隠し味など考えず、カレールーの箱の裏に書いてある通りに作ったとしてもだ。
 ではなぜ手抜き料理的な扱いをされるのかじっくりコトコト煮込んで考えてみたい。

・カレーは有名で、認知度が高いから
・みんなが好きだから
・作り方もだいたいは分かるから
・子供たちが関わる学校行事や被災地などで大量に作られ出されるから
・家庭で出すときに、当日の次の日に出されてもあまり文句を言われない
・出来上がってしまえば盛り付けはラクなので、お留守番メニューになりがち

理由は、これくらいだろうか。
 ようするにカレーという存在そのものが有名だしみんなが好きだからメニューととしては「便利」なのである。
「今日なにを作ろうかな」
「明日は私が家にいないから、家族の夕飯どうしようかな」
と考えた時に第1、2案…を頭に浮かべる。
そのような時に必ずカレーがどこかの順位に入って来るのではないだろうか?

カレーは、作るのが手抜きなのではない。
カレーと考える思考が手抜きなのである。
労力のわりに評価が低いのがカレーだ。

カレーは意外と時間がかかる

この写真を見ていただきたい。

ごく一般的なカレールー

 誰もが見ているカレールーの裏面である。
材料は裏面を書き起こすと、このカレーは9皿分作るためにルーは1箱。
肉500g・水1300ml(鍋にフタをする時は1150ml)
野菜『玉ねぎ400g(中2個)、じゃがいも300g(中2個)、にんじん200g(中1本)』

①具材をそれぞれの野菜に合わせて皮を向いたり芽を取ったりして一口サイズに切る
②厚手の鍋にサラダ油大さじ2を熱し、具材を炒める
③水を入れ煮込む。あくを取り具材が柔らかくなるまで煮込む(沸騰後約15分)
④火を止める。ルーを入れて溶かす。
⑤時々かき混ぜながら再び煮込む(約10分)

 箱には書いていない「野菜を切る作業」が最初の作業である。野菜も大きさにばらつきがあり、これ大きいな小さいな?という時は量りにのせたりしていた。
野菜の種類も3種類あり、全て皮を向いてから切らなくてはいけない。
「野菜を炒める」時間も、箱には書いていない作業である。
 ここで私が伝えたいのは、「箱に書いてある煮込み作業だけで15分と10分あるから、それだけで25分はかかる」ということである。

おすすめカレールーで溶かす時間を短縮

 カレールーを溶かす時間は、地味に長い時間を必要とする。溶け残ることも多々あり、じゃがいもにくっついている。くっついていると家族に文句を言われるだろうし、あなたも気分が悪くなるだろう。私がオススメするカレールーはこれだ。

粉末(フレーク)になっています

『ハチ食品 カレー専門店のカレールー(チャック付き) 500g』である。
このカレールーは本当におすすめである。なにがおすすめかというと、1番の理由は「粉末(フレーク)」なところ。溶ける時間が早い!溶け残らない!
 さらに、500gという絶妙な量。ほとんどのカレールーは粉末でも180gくらいだが、それだと足りなくなる恐れがある。この商品は足りなくなる心配がないのである。
 なぜかカレーフレークのジャンルは1kgだとチャック付きの物がない。業務用だからなのか?180gサイズの物もチャックはない。使い切るからなのか?
チャックが付いていると少量でも多量でも気ままに使って保存するのに便利である。
この商品のおすすめポイント
①当然味が美味しい
②粉末(フレーク)
③500g
④チャック付き
全て兼ね備えた優秀な商品である。

もう炒めない!材料分量も気にしない

 カレーは具材を煮込む前に、炒めるものだとされている。
なぜ炒めるのかを調べてみた。その理由は、「野菜の余分な水分を飛ばし、野菜の旨味を閉じ込め、煮崩れを防ぐことが出来ます。炒める時間は15分ほどで十分です」とあった。
 炒める方が美味しくなるのは理解した。だが、この工程は必要だろうか?15分ほど炒めれば十分とあるが、忙しく時間のない作り手がその時間じっくりと炒め続けられないならば、「炒める」という工程はなくてもいい。
炒めずに切った野菜を煮るだけでもカレーは出来るのである。
 また、先ほど紹介したカレールーを使えば、材料の分量を気にしなくても立派なカレーが出来る。水さえも量らなくて良い。気ままに鍋に水を入れ好みの濃さにするだけだ。

レシピ・切らなくても使える材料を選べ

 肉や野菜を切るというだけでも、肉を切ればまな板がベトベトになるし野菜は皮をむいたり芽を取ったりと労力と時間がかかる。
たぶんほとんどの人がこの時点で、「あ〜。カレーに決めたものの完成まで先は長いな。」と思っていることだろう。
この工程を全力で省略するべく案を練った。
・肉は、ひき肉かこまぎれ肉を使う
・野菜はカレー用の調理済みの物を使う。冷凍野菜も可。

カレーの炒め玉ねぎはこれでOK

 「S&B カレープラス 北海道産炒め玉ねぎ 180g×4袋」である。これがあれば、もう玉ねぎの皮むき・涙を流しながら刻み・長時間炒めるという作業から解放されるのだ。

下茹でしてあります

 「野菜の旨みを残した下ゆで野菜 カレー・肉じゃがの具 300g×3袋」である。とても便利。これと類似した商品では冷凍食品で、「豚汁の具」などがある。
 今回は、上記2つの商品を使わなかった我が家の具材を紹介しよう。

豚こまぎれ肉、水煮大豆、玉ねぎ

 冷蔵庫の中にあった物で作ることにしたので、このようなラインナップである。水煮の大豆は、この商品が安価で量も多くおすすめである。料理に加えた途端にヘルシーに見えるという優秀な商品。
 玉ねぎは仕方ないから刻んだが、もちろん炒めずに煮るところからスタートした。出来上がりを紹介しよう。

カレーの完成

カレーの盛り付け

 炒めずに煮ただけのカレーの完成である。もちろん、水の分量は量っていない。あのカレールー のおかげで、気ままに水を入れてこれくらいかなという量のルーを入れただけである。ほとんどいつものカレーと変わらない見た目で、味はあっさりしていた。

まとめ

 今回は、カレーは認知度が高すぎてどの家庭でも作られていること、野外活動などで小学生も作ることなどから簡単な料理と思われがちだが、実は労力と時間がかかる料理だと言うことをお伝えした。
 ・「粉末(フレーク)カレールー」があれば劇的にカレーを溶かす作業が楽になる
・分量を考えなくて良くなる
上記の理由からとてもオススメである。具材を切る・炒める作業を省略して自分を解放しよう。もはや味噌汁を作る感覚でカレーを作ってしまおうという私からの提案である。(出汁入り味噌の場合だよ!)
 コロナウイルスによるステイホームの影響で、家族が家にいて毎日3食作らなくてはならない全国のみなさん、コロナ疲れを起こしてはいないだろうか?ぜひ大量に作り、何か調味料や主食などで味を変えながら長く持たせて自分を楽にして欲しい。

 この作り方なら、料理初心者・子供・料理をしないパパさん(ママさん)でも作れる。ぜひ普段の家庭での料理人に代わって作ってあげて欲しい。家族で助け合って、仲良く平和に過ごそう!!私からの提案である。