40代の宮城県在住の社会人が看護学校に行く方法

社会人・主婦・40代でも受験出来る看護学校はあるか?

 前回、退職を決めた記事を書きました。当たり前の話ですが、退職してしまうとその後の収入がないという現実が待っています。ただでさえ、双子たちが高校生の間は塾代などは中学生の時よりも高額になることが容易に想像出来ました。その上、40代の人間が3年間(双子たちの高校生の間)は社会から離脱するという重みを考え出すと、「私はもうフルタイムで雇用され年収350万〜400万〜は稼げないのかもしれない・・・。」と、社会復帰に対して悪いことばかり考えてしまいました。
 退職の理由となった、娘の不登校。その始まりは自分たちの力だけで朝に起きられずに遅刻するところからでした。世の中には親が起こさなくても自分たちで起きて学校に行く子供たちがたくさんいると思われますが、我が家の子供たちは起きてくれません。親が起こしても、学校に行かなかったかもしれませんが。
 とにかく、私は社会から離脱することに決めたその3年間を、看護学校に行くのはどうだろうという考えが浮かんだので、ネットで検索してみました。

正看護師を目指す学校


① 国立大学(東北大学医学部保健学科)
公立大学宮城大学看護学看護学類)
学費・安い
期間・4年かそれ以上
社会人枠・ない
<短所>
・私の住む地方都市には社会人枠などなく、現役高校生と学力で勝負しなければならない。学力で勝負するには、受験日までの残り日数を考えると合格する可能性がとても低い。
・40代からの4年間は長すぎる

② 私立大学
東北福祉大学健康科学部保健看護学科)
東北文化学園大学医療福祉学部看護学科)
学費・高い
社会人枠・若干名だがある
期間・4年か、保健師をさらに目指すとなるとそれ以上
<短所>
・学費がとても高く、4年間で800万円ほどだそうです。
・40代からの4年間は長すぎる

③病院付属の看護学校
仙台医療センター付属仙台看護助産学校看護学科)
気仙沼市立病院付属看護専門学校
(東北労災看護専門学校
学費・安い
社会人枠・ない
期間・3年
<短所>
・倍率が高い。現役高校生と学力で勝負しなければいけない。学力で勝負するには、受験日までの残り日数を考えると合格する可能性がとても低い。

④私立の短期大学・専門学校
仙台青葉学院短期大学
仙台赤門短期大学
仙台徳洲看護専門学校
(葵会仙台看護専門学校
学費・高い
社会人枠・ある(しかも合格枠が4年制大学より多めで、7名ほどありました)
期間・3年
<短所>
・4年制私立大学と比べて学費は安いが、それでも500万円くらいかかる。
雇用保険教育訓練給付制度を満額利用出来たと仮定しても、それでも350万以上はかかる見込み。

⑤県立の高等学校の看護科
宮城県白石高等学校看護科)
学費・安い
期間・5年
社会人枠・ない
<短所>
・同級生がほとんど中学校卒業生
・40代からの5年間は長すぎる

准看護師を目指す学校
①公立の准看護学校
自衛隊仙台病院准看護学院)

②私立の准看護学校
仙台市医師会看護専門学校准看護科)
石巻市医師会附属准看護学校
気仙沼市医師会附属准看護学校
大崎市医師会附属准看護学校
(塩釜医師会附属准看護学院)
学費・安い
社会人枠・ない
期間・2年
〈短所〉
准看護師は、看護師デビューした後正看護師さんに比べて給料が安い
・社会人枠がない。
雇用保険教育訓練給付制度が利用出来ない。
<長所>
・学費は1番安く、200万円以下
・学校の期間も2年と1番短い。

40歳以上の准看護師学校受験者が増えているというのも納得でした。 
 あくまでも私個人の考えですが、40代は社会復帰しても一般的な定年を65歳とするならば、社会復帰後の働ける期間が短くなります。そう考えると、高い学費を払って正看護師になっても、費用対効果が低いのかもしれません。(もちろん65歳以上になっても活躍している准看護師さんはたくさんいますので、自分の考え方次第で進む進路は変わってくると思いますが…。)
 …とは言っても正看護師の道はとても魅力的だし目指したいところでもあります。そんな方には、
「准看護学科を2年で卒業した後、看護科にもう2年通って正看護師を目指す」「7年間准看護師として働いて、正看護師への勉強をして試験に合格し正看護師になる」という方法があります。
 私も、准看護師で良いのだと決めた後に今でも「やっぱり正看護師目指そうかな」と思うことが時々あります。でもそれはこれからゆっくり考えれば良いのだと思って、とにかくまずは准看護学校での勉強に主軸をおくようにしています。

 色々調べた後、准看護学校の受験への気持ちを強くしました。
ですが、私の問題は入試の受験科目です。受験科目は、中学校卒業程度の国語と数学。(全国の准看護学校によって科目違います)
 私は数学が苦手中の苦手です。どうやって受験勉強しようかと思うと、頭が痛くなりました…。
 次の記事では、私がどのように数学を勉強したのか?を書いていこうと思います。